大人の社会科

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世の中の仕組みが分かる読書案内

 現在の世の中の仕組みや構造を多くの人間が知ることが、平和な共存共栄社会を作る上での最初の第一歩である。

 現在の教育やメディアなどは、「社会構造の維持」を目的としており、社会構造そのものを社会に広めるということは一切行っていない。例えば、「お金はどのように発行されるか?」という、我々が生きていく上で避けることのできない「お金」という概念についてもほとんど学校で学ぶことなく、多くの人が大人になっていく。社会には多くの問題が山積しているが、メディアは「見せる問題」と「見せない問題」を巧みに使い分け、世間がどこに注目すべきかを彼らが操作している。

 そこで、今回は読書案内ということで、世の中の仕組みを学ぶ上で有益な書籍を紹介したい。今回の読書案内は「仕組みの外側から仕組みを見ることができている著者」限定である。仕組みの内側で自分と違う意見の人を攻撃している次元の低い本はここでは挙げていない。

 どこからか「陰謀論」とレッテル貼りをされそうであるが、とりあえずは読んでみてほしい。そして、「陰謀論」とレッテル貼りをする人に「あなたはお金がどのように発行されているか知っていますか?」と聞いてみてほしい。その人が質問に答えられたなら、「なぜメディアは戦争時に人を殺すための兵器を販売している軍需企業について報道しないのか?」「なぜ日本では消費税が増税されていくのか?」などの質問を投げかけてほしい。

 我々は一般庶民なので、真実を知ることは到底かなわない。「陰謀」についてもいろんな人がいろんなことを言っていて、何が真実かは分からないが、「現状起きている我々にとって不都合なこと、支配者層にとって好都合なこと」が何なのかは常に考察を怠ってはならない。さもなければ、我々はどんどんと自由を奪われ、自立する心を奪われていくからだ。

 バブル崩壊以降、日本は自立する力をどんどんと奪われている。エネルギー、食料、水、医療、土地、安全保障といったコアな部分から、日本を切り売りする一部の支配者層の思い通りにこれまでは動いてきた。しかし、これらは多くの民衆が問題に気づき、Noをつきつければ変えることのできる問題である。幸い、2020、2021年のコロナやアメリカ大統領選挙ウクライナ戦争などで「何かおかしい」と違和感を持つ人、YouTubeなどで言論活動行う人は日に日に増えてきており、SNSの発達で広まるスピードもかなり速いと感じている。支配者層による情報統制と民衆による情報共有の戦争が今まさに起こっている。2020年代は時代の転換点であるといえるが、幕末のように世の中が目まぐるしく変わる中で、「本質を見失わない」あり方が求められるだろう。

 

【世の中の仕組み】

…まずは入門編としてここに挙げた本は読んでみてほしい。ミナミ氏の本は「宇宙人」などの話が出てきて抵抗感がある人もいると思うが、ここで大切なのは「そういう見方もあるのか」という新しい視座を獲得することである。いちいち細かいことを気にしていては本質には迫れない。むしろ細かいことばかりに目が行く人が多いから「分断政策」が上手くいくんだろうなとも思う。

 

天野統康『世界を騙し続けた詐欺経済学言論』ヒカルランド(2016)

天野統康『世界を騙し続けた詐欺政治学言論』ヒカルランド(2016)

内海聡『99%の人が知らないこの世界の秘密〈彼ら〉にだまされるな!』イースト・プレス(2014)

内海聡『99%の人に伝えたいこの世界を変える方法〈彼ら〉を打倒せよ!』イースト・プレス(2015)

安部芳裕『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』5次元文庫(2008)

ミナミAアシュタール『新・日本列島から日本人が消える日(上巻・下巻・最終巻)』破・常識屋出版(2020)

 

【政治経済・資本主義】

…現代の政治経済や資本主義がどこへ向かっているのかを示している書籍たち。

 

堤未果『(株)貧困大国アメリカ』岩波新書(2013)

馬淵睦夫『日本を蝕む新・共産主義徳間書店(2021)

白井聡『武器としての「資本論」』東洋経済新報社(2020)

クラウス・シュワブ、ティエリ・マルレ『グレート・リセット』日経ナショナルジオグラフィック社(2020)

 

【新しい経済のあり方】

…次の時代の「人を幸せにする経済学」を唱えている書籍たち。金儲けではなく、経世済民としての経済学の復権を心より願う。

 

宇沢弘文『社会的共通資本』岩波新書

斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書(2020)

ヨルゴス・カリス『なぜ、脱成長なのか』NHK出版(2021)

ケイト・ラワース『ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト』河出書房新社(2018)

 

【歴史】

現代社会を理解する上で、歴史理解は必須項目である。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶとビスマルクは言ったが、今回のコロナ騒動はそれを裏づけた形となった。ぜひ歴史の多面的な見方を味わってもらいたい。これも当事者ではないので、「真実」は分からないが、あくまでも「多面的に物事をとらえる」ことが重要であることを強調しておきたい。

 

茂木誠・渡辺惣樹『教科書に書けないグローバリストの近現代史』ビジネス社

有馬哲夫『原発・正力・CIA』新潮新書(2007)

大村大二郎『お金の流れでわかる世界の歴史』KADOKAWA(2015)

千賀基史『阿片王と呼ばれた男・里見甫』

苫米地英人明治維新という名の洗脳』

馬渕睦夫『知ってはいけない現代史の正体』SB新書(2019)

矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』

矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(2014)

 

【食料】

鈴木宣弘『農業消滅』平凡社(2021)

 

【医療】

﨑谷博征『医療ビジネスの闇』Gakken(2012)

内海聡『医学不要論』三五館(2013)

 

【貧困・戦争】

苫米地英人『日本人だけが知らない戦争論フォレスト出版(2015)

原貫太『あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣』KADOKAWA(2021)