座右の銘は「中庸」

Twitterもやっています。https://twitter.com/OtonanoShakaika

「MONOPOLY - 世界は誰のもの?」のまとめ①

今回の記事では最近ネットにアップされた「MONOPOLY - 世界は誰のもの?(日本語字幕)」を紹介したい。

1時間程度の長い動画だが、世界の見え方が一変する動画だと確信している。

rumble.com

 

 

①【導入】

 今世の中で起きている様々なこと、例えばコロナウィルスに対するメディアの過剰な報道、ワクチンパスポートなどのワクチンを強制する流れや、それに同調する世間の空気などに違和感を感じている人も多いだろう。
 しかし、反コロナ、反ワクチンの主張の中には根拠のない多くの陰謀論が含まれ、一方メディアの流す情報にも偏りを感じる。そんな中、ネットの陰謀論、マスメディアの両方から距離を置いている人が多いのではないか
 我々の経済がますます苦しくなる中、我々にできることは、現在の状況を正しく客観的に知ることである。それこそが、我々の被害を最小限に抑え、我々の未来を考える手助けになるだろう。

 

②【巨大資本による独占の実態】

 多くの企業の筆頭株主Vanguard(バンガード), Blackrock(ブラックロック)という投資銀行になっているという事実をご存じだろうか。
 食品業界には様々なブランドが存在しているが、業界を独占しているのは少数の企業である。
 例)PEPSICO, Kellogg’s, Associated British Food, Mondelez, MARS, DANONE, Unilive, CocaCola, Nestle, KraftHeinz, General Mills
 これらの企業のほとんどは上場しており、筆頭株主が采配を振るう取締役会がある。それでは、これらの筆頭株主は誰かというと、機関投資家と呼ばれる人々である。
 PepsiCoを例に見ていこう。株式の73.14%を3379人の機関投資家保有している。機関投資家とは、投資会社、投資信託、保険会社、銀行、政府などである。
 3379人の投資家のうち、僅か10人で全株式の1/3を占めている。PepsiCoの最大の競合相手と考えられているCocaColaの株式についてみてみても、上位にバンガード(Vanguard),ブラックロック(Blackrock)の名前が出てくる。
 世界の4大投資会社はBlackrock, Vanguard, StateStreet, Berkshire Hathawayの4社である。
 PepsiCoやCocaCola以外の食品大手も少人数の機関投資家によって所有されており、これはYahoo Financeなどの公開情報で確認することができる。
 テクノロジー業界についても同じことが言える。例えば、Twitter, Facebook(Meta), Apple, Microsoft, Intel, HP, Philips, Sony, IBM, Dellなどについても同じ。
 他にも旅行をするときに我々が使用するExpedia, Skyscanner, Trip.comや航空会社、ボーイングエアバスなどの航空機製造会社、ホテルを予約する際に使用するbooking.comやairbnb.com、レビューを書き込むTrip advisorも彼らに所有されている。
 さらには、飛行機の燃料となる石油、飛行機の原料である鉄鋼などの原材料業界の株主でもある。
 農業関連企業も同様である。例えば、地球上の綿花の種子の90%を生産するモンサント社、アパレル業界の多くも同様の株主が株式を保有している。
 その他、製薬、エネルギー、金属、自動車、兵器産業、建設会社、電話会社、レストランチェーン、化粧品ブランドなどあらゆる業界においてもこれらの投資会社が所有している。
 さらに、VISA、MasterCard、AmericanExpress、PayPalなどの決済手段保険会社銀行などの金融業界も同様である。
 これらは氷山の一角にすぎず、さらに多くの企業が同様の投資会社によって所有されている。
 このように「機関投資家」はあらゆる企業を所有していることが確認できる。そして、機関投資家にも株主が存在している。
 それでは、これらの機関投資家の中で一番上位に位置しているのはどの企業だろうか。これらの機関投資家はお互いに株を持ち合っており、巨大なネットワークを形成しているが、ピラミッドの頂点に位置するのは、バンガードとブラックロックである。

 

「MONOPOLY - 世界は誰のもの?」のまとめ②につづく。

大人の発問集

 以下の問題に対して、どのくらいの人が答えられるだろうか。そして、これらは高校や大学の授業で習ってきただろうか。世の中には多くの理不尽や矛盾があるが、それらの「現象」に目を向けてばかりでは本質が見えない。このブログでは「現象」の裏にある「原因」を考えるための材料を提供することを目的としたい。

 題して「大人の社会科」である。

 

<貨幣>
・貨幣(お金)は誰がどのように発行している?
・貨幣(お金)を発行する権力は歴史的にどのように形成された?
・日本は本当に財政破綻するのか? なぜ日本の経済はデフレか? なぜ財務省は緊縮財政を続けるのか。
・財政の議論はなされるが、政府通貨に関する議論がなされないのはなぜか?

<経済>
・資本主義とはどのような仕組みか?
・なぜ経済は成長し続けなければならないのか?
格差社会はなぜ進む? (グローバルな格差・国内の格差)
・なぜグローバル化は進展しているのか?
・なぜ、先進諸国ではフードロスが問題となる一方で、アフリカでの飢餓はまだ終わらないのか。
・戦争はなぜ起こるのか?
・世界の首脳が温暖化防止を声高に叫んでいるにも関わらず、熱帯林破壊をはじめとする環境破壊はなぜ止まらないのか?

<政治>
・なぜ政府は大企業を優先する政策を続けるのか? 
 (例)消費増税・法人減税・FTA/EPA合意・移民政策・水道法・銀行法等々
・テレビや新聞の情報は常に正しいか? そもそも「正しい」とは何か。
・世の中には「正義」が溢れているが、何を基準に「善悪」を考えればよいか?
・日本の政治は親中、親米という枠組みで語られることが多いが、その見方は果たして適切なのか?

<教育・メディア>
・上記のような問題に対して、大学受験や高校の授業ではほぼ扱わないのはなぜか。
・メディアが上記のような問題を報じないのはなぜか。

 

これらの問いに対して、少しでも興味があれば、このブログを読んでいただけたらと思う。
世の中が少しでも良い方向に動けばいいと思い、ささやかながら発信をしていきたい。